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雪倉岳(白馬連山高山植物帯)

雪倉岳は、後立山連峰の白馬岳北方に続く稜線の一角を占める標高2611mの山です。南北に伸びる稜線の西側が富山県、東側は新潟県になります。山頂の南側には、山体がずり落ちてできたとされる、細長い窪地(線状凹地)をはさんで二本の稜線が走る二重山稜の地形が見られます。<br /> さて、この雪倉岳は、特別天然記念物白馬連山高山植物帯の中にあり、多様な高山植物が見られますが、その顔ぶれは他の山域とはちょっと違っています。その理由はこの周辺の地質にあります。雪倉岳付近は、蛇紋岩が露出してニッケルやマグネシウムなどの金属成分が過剰な土壌のため、普通の植物の生育には適しません。それに耐えられるミヤマムラサキ、ウメハタザオ、タカネトウウチソウなど蛇紋岩地特有の植物群が見られるのです。

  • 緯度:36.794981281758425°
  • 経度:137.75400558589652°
  • 標高:2611m

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