早月川は、上市町の劔岳付近に源を発し、魚津市・滑川市境で富山湾に注ぐ２級河川です。平均勾配8.3％の日本屈指の急流河川で、早月川扇状地を形成しています。扇状地面は耕土が浅いために透水性が高く、低温の水による稲の生育障害が見られましたが、1957年から流水客土事業を行った結果、収量が増加するようになりました。河川敷には、アキグミ、ツルヨシ、オオバヤナギなど攪乱の多い中上流域を好む植物が河口域まで見られ、低水温を好むカンキョウカジカなどの淡水魚が生息しています。河口の海では、春から初夏にかけてホタルイカ漁でにぎわい、豊かな恵みを与えてくれています。

• 緯度：36.799614°
• 経度：137.380353°
• 標高：3m