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五厘堤

明治時代中期に早月川左岸の現滑川市大浦地区に建設された石堤で、勾配が五厘であることから名付けられました。オランダ人技師ヨハネス・デ・レーケの指導による築堤とも言われています。河原から直径1m近くの石をトロッコで運び、約200mにわたって高さ3~5m、上部の幅約7mに積み重ねて築いたものです。「勾配が五厘」とは、高さ1に対し底部の水平長0.05(五厘)の勾配という意味で、ほとんど垂直な斜面です。五厘堤は築堤から約130年ですが、ほぼ当時の姿のままで現在も滑川市街地を水害から守っています。積み重ねられた一つ一つの石は北アルプスの山々から運ばれてきたもので、石の丸みに気の遠くなるほどの永い年月と温か味を感じます。

  • 緯度:36.75057922217943°
  • 経度:137.421366333313°
  • 標高:137m

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