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常西合口用水

常願寺川は、北アルプスに源を発する日本有数の急流河川のため、洪水の度に大きな被害を引き起こす暴れ川でした。特に1891(明治24年)7月に発生した豪雨で堤防が決壊し多くの取水口が被害を受けたので、同年8月に来県したオランダ人技師ヨハネス・デ・レーケは「用水取水口の合口化」を提案しました。これにより富山県は左岸あった12の農業用水の取入口を1つにまとめ、新たな用水路を作る計画を作成しました。1893(明治26年)年6月に上滝から新庄地内までの総延長12kmにおよぶ常西合口用水路が完成し、全国で初めて大規模な合口化を実現しました。2006年(平成18年)疎水百選に選ばれるとともに、地域の発展に貢献したとして2020年(令和2年)12月に「世界かんがい施設遺産」に登録されています。

  • 緯度:36.6094°
  • 経度:137.3076°
  • 標高:164m

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