剱岳の山体は立山と同じ有明花崗岩からなるが、剱御前～山頂にかけての別山尾根沿いには侵食に強い閃緑岩がみられる。その険しい山容から岩と雪の殿堂と呼ばれ、アルピニスト憧れの山となっている。最終氷期に長さ数km に達する氷河が発達し、池ノ谷、小窓谷、三ノ窓谷、長次郎谷、平蔵谷のような深くほりこまれたU 字谷や、八ツ峰、源次郎尾根、剱尾根のようなアレートと呼ばれる氷河地形を作り上げた。

• 緯度：36.62353544833269°
• 経度：137.61750769577026°
• 標高：2999m