立山黒部ジオパーク 高低差4000mロマン 立山黒部ジオパーク 高低差4000mロマン

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鷲羽岳

鷲羽岳は「わしばだけ」と読み、富山県と長野県の県境に位置する北アルプス最奥部の山の一つで、山頂からは、立山連峰など北アルプスのほとんどの山を見渡すことができます。鷲羽岳という名前は、薬師岳や三俣蓮華岳から山容を見ると、鷲が羽ばたいているように見えるからだと伝えられています。山頂への最短路は新穂高温泉からのコースですが、18㎞あり、1泊以上かけないと行けません。山頂から見える槍ヶ岳と鷲羽池はとても有名な景色です。南東にある美しい鷲羽池は後期更新世の噴火口跡で、山頂から長野県側に下ったところにあります。山頂は主に船津花崗岩類からなり、北西には「最後の秘境」と呼ばれる溶岩台地である雲ノ平があります。西側の山腹には「黒部川水源地標」が立っていて、その少し下からお花畑の中を水が流れています。この小さな流れは山を下り、雄大な川となって黒部川扇状地を通り、日本海に流れ込みます。

  • 緯度:36.402968156917815°
  • 経度:137.60529302083202°
  • 標高:2924m

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