みどころ検索
常願寺川河川敷のアキグミ林
秋の河原でたくさんの赤い実をつける一面のアキグミ林は、富山県東部河川の特色の一つです。豪雨などで増水した後の河原は、石ころだらけで乾燥しやすく養分が乏しい裸地になります。アキグミは、表面の毛で乾燥に耐え、根に養分を作る細菌を住まわせるので、裸地にいち早く定着でき、さえぎるもののない日光をひとり占めできます。その一方、土地が安定し他の樹木が成長して日陰になると枯れてしまいます。常願寺川をはじめとした富山県東部の急流河川群は暴れ川で定期的に植生がリセットされ、アキグミ林が維持されています。立山黒部ジオパークエリアは国内最大規模のアキグミ生育地となっています。
- 緯度:36.611609°
- 経度:137.306957°
- 標高:158m