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不動堂遺跡

不動堂遺跡は、朝日町不動堂にある繩文時代中期(約5500〜4500年前)の集落で、古い黒部川により形成された扇状地の末端部分に位置します。この周辺には地下水が湧いていることから、縄文人の生活を支えていたと考えられています。昭和48年からの発掘調査により、土器・石器など多数の出土品とともに19棟の竪穴住居も発見されました。特に遺跡の中央部にある建物は、東西約17m、南北約8m、深さ20cmの大形竪穴建物であり、発見当時としては国内最大の竪穴建物跡として注目されました。他の一般の竪穴居住の4~5倍もあり、内部には、4基の石囲い炉があって、室内は2部屋に区切られているので、普通の住居ではなく集会場のような公共性の建物と考えられています。当時の暮らしぶりや社会構造を知る貴重な遺跡として昭和49年に国の史跡に指定され、保護されています。

  • 緯度:36.9209°
  • 経度:137.5537°
  • 標高:61m

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