みどころ検索
滑川のネブタ流し
毎年7月31日に滑川市の中川原海岸(通称:和田の浜)で行われている民俗行事で、国指定重要無形民俗文化財に指定されています。藁をむしろで包んで高さ5メートルほどの大たいまつをつくり、これを木で組んだやぐらに立て、野菜などで作った飾り物を挿すと、火をつけて海へ流します「ネブタ」とは、「ネムタ」ともいい、眠気のことを指していると言われます。この行事には、農繁期において作業の妨げとなる眠気や、新年から半年を経て心身についた「穢れ」を払い、流し去ろうという願いが込められており、虫送り・七夕・迎え盆の要素も入り混じっています。また滑川はこの種の行事において日本海側の南限に位置しています。
- 緯度:36.7746°
- 経度:137.3442°
- 標高:0m